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大腸ポリープ手術

こんなお悩みありませんか?

  • 便潜血検査で陽性の判定を受けた
  • 便に血が混じっている
  • お尻から血が出ている
  • 貧血(立ちくらみ、息切れなど)がある
  • 運動する習慣がない
  • 肥満体質である
  • 体重が減っている
  • 糖尿病にかかっている
  • 喫煙の習慣がある
  • 大腸ポリープを切除した血縁者がいる
  • ここ5年以上、大腸カメラ検査を受けていない

このような症状や条件に当てはまる方は、大腸ポリープの検査をおすすめします。

和歌山県西牟婁郡上富田町にある中井・丸岡医院では、消化器内視鏡専門医による専門的な検査・診断・治療で、大腸がん予防をサポートいたします。

大腸ポリープについて

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、粘膜がイボのように膨らんでできたものの総称で、がん化する可能性もあります。ただ、大腸ポリープ自体は疾患名ではありませんし、必ずしもすべてのポリープが「がん」になるとも限りません。

ポリープの種類

腫瘍性ポリープ(がんになる可能性あり)
  • 「腺腫」と呼ばれるもの
  • 大腸がんになるリスクがあるため、小さいうちに切除をおすすめしています
非腫瘍性ポリープ(基本的にがんにならない)
  • 「過形成ポリープ」と呼ばれるもの
  • 従来はがん化のリスクが低いとされていた
  • サイズが大きいものや上行結腸・横行結腸に生じたものは、がん化のリスクがあると指摘されている

大腸ポリープは何ミリメートルから危険なのか

大腸がんの90%は、「腺腫が数年間かけて少しずつ大きくなった結果、がんへ移行したもの」だと言われています。

また近年では、大きさが10mm以上のポリープは、「がん化リスクが高いタイプ」だとされています。また、絨毛状腺腫(25%以上、絨毛構造になっているもの)や高異型度腺腫(正常な構造とは大きく異なっているポリープ)などの場合も、がんリスクが高いと指摘されています。

大腸ポリープができる原因

根本的な原因は遺伝子の異常

大腸ポリープが生じる主な原因は「遺伝子の異常」です。APC遺伝子が変異することによって、大腸の正常な粘膜がポリープとなるケースが報告されています。また、K-ras遺伝子・p53遺伝子の変異によって、ポリープががん化するのではないかとも言われています。

生活習慣も大きく関係

ポリープができる原因は遺伝子だけではありません。次のような要因も関係しています。

  • 年齢(50歳以上)
  • 家族歴(大腸がんになった血縁者がいる)
  • 肉を多く食べる
  • お酒の飲みすぎ
  • ハイカロリーな食事
  • 喫煙
  • 肥満

これらの外的要因が遺伝子異常を引き起こす引き金となり、ポリープやがんが生じるのではないかとも考えられています。

大腸ポリープの検査方法

なぜ検査が必要なのか

ポリープや早期のがんが発生しても、ほとんどの場合は症状が現れません。症状が出てからでは手遅れになる可能性があるため、無症状の段階から見つけ出すことが大切です。

便潜血検査の特徴

便潜血検査(2日法)は、便の中に混じっている血の有無を確かめる簡単な検査です。

メリット:簡単で安価、多くの検診で実施

デメリット:完璧ではない(がんの発見率約80%、ポリープの発見率1050%)

大腸カメラ検査の重要性

便潜血検査で陰性だった方でも、大腸カメラ検査でポリープや早期がんが発見されるケースがよくあります。大腸カメラ検査では、ポリープの正確な診断ができ、その場で切除も可能です。

2年に一度は大腸カメラ検査を受けることをおすすめしています

3年以上検査を受けずにいると、大腸がんが進行してしまう可能性があります。特に、便潜血検査で陽性になった方は必ず、大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。

大腸ポリープの切除について

痛みについて

大腸ポリープの多くは、大腸カメラ検査中に切除することができます。切除時の痛みはありませんので、ご安心ください。

5mm以下の小さなポリープ

以前は経過観察が基本でしたが、現在はご本人の同意があれば、将来のがん予防のために切除をおすすめします。

5mmを超えるポリープ

可能な限り切除をします。ただし、大きさや場所によっては入院設備のある病院へご紹介します。

切除方法

CSP(コールドポリペクトミー)
  • 電気を使わずに直接切り取る方法
  • 主に小さなポリープに使用
EMR(内視鏡下粘膜切除術)
  • ポリープの下に液体を注入して浮かせてから切除
  • 高周波ワイヤーを使用

※アクセサリー類は感電防止のため、事前に外していただきます。

検査時間

観察のみ:30分以内

ポリープ切除あり:45分~1時間

検査後:30分~1時間のリカバリー時間

リスクと合併症

大腸ポリープ切除は安全な治療ですが、合併症が起こる可能性があります。

万が一合併症が起こった場合は、多くの合併症は内視鏡による治療で改善しますが、状況によっては次の対応が必要になることもあります。

  • 輸血
  • 開腹手術

当院では安全を最優先に考え、合併症のリスクが高いと考えられる病変については入院での治療が可能な医療機関へご紹介いたします。

ポリープ切除された方へ

注意が必要な理由

大腸ポリープを切除すると腸に傷ができるため、まれに出血することがあります(100人中1人、10日以内)。再出血を防ぐために、検査後の生活でご協力をお願いします。

生活上の注意点(1~10日間)

食事について
  • 消化の良い食事を心がけてください
  • 繊維質の多い野菜・果物は控えてください
  • 脂っこいもの、香辛料は避けてください
  • アルコールは厳禁です
運動について
  • ゴルフ、テニス、ジョギングなど汗をかく運動は控えてください
  • 血圧上昇や腹圧で出血の危険があるため
入浴について
  • シャワー程度にとどめてください
  • サウナや長湯は血行が良くなり出血しやすくなるため避けてください
外出について
  • 出張や遠方への旅行は控えてください
お薬について
  • 血液をサラサラにする薬の再開時期は医師の指示に従ってください

出血のチェック方法

  • 排便時は必ず便器を確認してください
  • 少量の血液付着は問題ありません
  • 便器が真っ赤になるほどの大量出血があれば、すぐにご連絡ください

中井・丸岡医院の専門医による安全な大腸ポリープ手術

安全第一の方針

悪性の可能性や大出血のリスクを見極め、当院で安全に治療できる病変かを慎重に判断します。リスクが高いと判断した場合は、入院での治療が可能な病院へ速やかにご紹介いたします。

早期発見の重要性

大腸ポリープは良性でも、将来がん化する可能性があります。発見時に切除することで大腸がんの予防につながります。大腸がんは初期症状が少ないため、定期的な大腸カメラ検査が大切です。
当院では経験豊富な消化器内視鏡専門医が、安全で質の高い検査・治療をご提供いたします。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。