大腸カメラ検査の流れについて
- 受診
まず一度、受診してください。
大腸カメラの検査は、下剤を服用いただくなどの事前の準備が必要なため、まず、事前に外来受診をお願いいたします。
診察させていただき、必要な場合は血液検査などをおこなうことがあります。さらに持病があるか、現在服用中の薬はあるか、などをお伺いいたします。お薬手帳をお持ちの方はお持ちください。問題がなければ検査の日時を決定いたします。
また、前日に摂る検査食や、服用する下剤をお渡しいたします。
医師またはスタッフが丁寧にご説明いたしますので、ご不明点がありましたら、お気軽におたずねください。 - 検査前日のご注意
検査予定日の3日前から繊維を多く含む食べ物をなるべく避け、水分を多めに摂ることを心がけてください。アルコールもなるべく控えるようにしてください。検査予約時にお渡しする下剤を、前日の就寝前に服用していただきます。 - 3日前からはこのような食べ物はお控えください
• タケノコ、トウモロコシ、ネギ、パイナップルなどの繊維の硬いもの
• ゴマ、ピーナッツ、イチゴ、トマトなどの粒状のもの
• ミカン、トマトの薄皮
• わかめ、ヒジキ、海苔などの海藻類
• シイタケ、エノキ、シメジなどのキノコ類 - 検査当日の朝のご注意
起床後〜検査が終了するまで絶食となります。
水やお茶は少量であれば問題ありません。鎮静剤の使用を希望される場合は、ご自身が運転する車やバイク、自転車でのご来院は控えていただき、公共交通機関などのご利用か、送迎をしていただくようにしてください。 当日の朝にも下剤を服用していただきますが、ご自宅で服用されるか、来院していただき、院内の専用スペースで服用されるかを選択していただくことができます。 下剤はコップに小分けにしてゆっくり飲んでいただきます。1時間後くらいから数回の排便があり、服用から2時間程度経つと便が透明の状態になり落ち着いてまいります。 - 検査前の準備
検査前に、検査に必要な問診や血圧測定をおこないます。また、検査着に着替えていただきます。 - 検査の開始~終了まで
検査台に横になっていただき、検査開始となります。鎮静剤を使用する場合は、ここで注射にて投与し、その後は、ぼんやりとした状態での検査となります。
内視鏡を肛門から挿入していきます。検査中は体の向きを変えたり、お腹を押さえたりすることがあります。また空気を入れて腸管を膨らませます。
がんなどが疑われる組織があった場合は、内視鏡で一部を採取し、顕微鏡で詳細を調べていきます(生検)。またポリープがあった場合は、当院で切除可能であれば、その場で切除いたします。
ただし20mm近い大きな病変、浸潤の疑いがあるがん、出血リスクが高い病変の場合には、入院設備のある医療機関に紹介させていただくことがあります。 - 検査終了後
大腸の内腔を一通り観察すれば検査は終了です。検査時間は観察のみなら15~30分程度です。生検やポリープ切除をおこなった場合は、さらに時間がかかります。
鎮静剤を使用した場合、検査終了後も30分程度は院内にてお休みいただきます。その後、検査時に撮影した画像をご覧いただきながら、検査結果について、具体的に説明させていただきます。※組織採取やポリープ切除をおこない、病理検査をする場合は、後日、再診いただき検査結果をお伝えいたします。


