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胃の病気

こんなお悩みありませんか?

  • みぞおちの痛みや不快感が続いている
  • 胃もたれや食欲不振がある
  • 吐き気や嘔吐がある
  • 胸やけがする
  • ストレスで胃や食道の調子が悪い
  • 黒い便が出た
  • 胃痛が1ヶ月以上続いている
  • 市販薬を飲んでも症状が改善しない

このような症状でお悩みの方は、胃の病気の可能性があります。
和歌山県西牟婁郡上富田町にある中井・丸岡医院では、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医による専門的な診断・治療で、皆さまの健康をお守りいたします。

胃がん

がんは遺伝子の病気です。もともとは正常な細胞に、遺伝子変異が起こることによって、無秩序に増殖したり、他の臓器へ転移する機能を獲得します。がん細胞は、周囲の正常な細胞を圧排し、正常な機能を阻害し、破壊していまいます。

胃がんの症状

初期の多くは症状がまったくありません。進行すると、みぞおちの痛み、胸焼け、吐き気、腹部膨満感といった症状が出てきます。

胃がんの原因

偏食、ストレス、過度の飲酒、喫煙、ピロリ菌等の感染症、遺伝などが胃がんリスクを高めることがわかっています。

胃がんの治療

初期の胃がんなら、内視鏡(胃カメラ)で切除でき、完治が期待できます。進行すると外科手術により、胃を部分的に切除したり、胃をすべて摘出する必要があります。また、化学療法という抗がん剤を用いた治療法も必要となる場合があります。。

急性胃炎

急性胃炎は、さまざまな原因で起きる胃の炎症のことで、胃の病気のなかでは発症率が高い特徴があります。

急性胃炎の症状

痛み、不快感、嘔吐、食欲不振などの症状が出ます。血を吐くこともあります。

急性胃炎の原因

飲酒、喫煙、コーヒー、香辛料、冷たいものや熱いものを食べる、薬の副作用、ストレス、不規則な生活、感染症、アレルギー症状など多数の原因があります。

急性胃炎の治療

まず原因を特定して、その原因を取り除きます。その後、原因や症状に合わせて薬を投与します。治療のなかで絶食をすることもあります。

慢性胃炎

慢性胃炎とは、長期にわたり胃粘膜の炎症が持続している病気です。

慢性胃炎の症状

常に胃に不快感があることが特徴です。そのほか、胃もたれ、腹痛、食欲不振、胸やけといった症状があります。また、症状がないのに慢性胃炎を引き起こしていることもあります。

慢性胃炎の原因

喫煙、飲酒、老化、ピロリ菌の感染などで発症します。

慢性胃炎の治療

胃酸の分泌を抑える薬や胃の機能を整える薬を使います。また、規則正しい生活に変えることも、重要な治療になります。

胃潰瘍

胃潰瘍とは、胃の粘膜に傷がつき、掘れこむことで、ちょうど月面クレーターのようになる病気です。悪化すると、胃壁に孔(あな)があいてしまうことがあります。

胃潰瘍の症状

腹痛、胸やけ、吐き気、吐血などです。黒い便が出ることもあります。便が黒くなるのは、胃の出血が、胃酸によって酸化され、そのまま便として排泄されるためです。

胃潰瘍の原因

胃潰瘍の原因は、ストレスや過労、内服薬の副作用など様々です。ピロリ菌の感染があると、胃潰瘍になるリスクが増大することがわかっています。

胃潰瘍の治療

胃酸を抑える薬で治します。ただ、胃に孔(あな)が開くなど重症化したときは手術をすることがあります。ピロリ菌がみつかったら、除菌する薬を飲みます。

ストレス性胃炎

胃はストレスに弱い臓器と言われています。ストレス性胃炎とは、精神的なストレスなどが原因で起こる胃腸の炎症をいいます。

ストレス性胃炎の症状と原因

ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、胃の働きにも影響を及ぼします。交感神経が優位になりすぎると胃の働きが鈍くなり胃もたれが起こり、副交感神経が優位になりすぎると胃の働きが過剰になり胃粘膜を荒らします。

ストレス性胃炎の治療

薬物療法と生活習慣の改善が主な治療法です。胃酸の分泌を抑える薬や胃の粘膜を保護する薬などが処方されます。

胃けいれん

胃けいれんは、胃の筋肉(筋層)が過度に緊張した状態です。

胃けいれんの症状

腹痛で、1~2時間続くことがあります。

胃けいれんの原因

胃炎や胃がんなどの胃の病気のほか、胆石症や膵炎などの病気によっても発生します。強いストレスによって胃けいれんを起こす人もいます。

胃けいれんの治療

痛みがある場合は鎮痛薬で治します。そして原因を探って、原因を取り除くようにします。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌に感染して胃や腸が炎症を起こす病気です。

感染性胃腸炎の症状

吐き気、嘔吐、腹痛、不快感、下痢などがあります。下痢は数日間続くことがあります。

感染性胃腸炎の原因

ウイルスや細菌に感染して発症します。

感染性胃腸炎の治療

対症療法が中心となり、細菌性の場合、抗菌薬を投与する時もあります。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流して炎症を起こす病気です。

 逆流性食道炎の症状

胸やけ、呑酸(酸っぱい液が口に上がる)、咳、喉の違和感、胸部不快感などがあります。

逆流性食道炎の原因

胃酸の逆流が主な原因で、加齢、肥満、姿勢、食生活の影響なども関与します。

逆流性食道炎の治療

生活習慣の改善(食事指導、体重管理、就寝時の工夫)や、胃酸分泌を抑える薬を用います。

アニサキス

アニサキス症は、寄生虫(アニサキス)の幼虫が魚介類を介して体内に入り、胃や腸に炎症を起こす病気です。

アニサキス症の症状

激しい胃痛、吐き気、嘔吐、蕁麻疹などを生じることがあります。

アニサキス症の原因

アニサキスの幼虫を含む生魚や十分に加熱されていない魚介類を食べることで感染します。

アニサキス症の治療

内視鏡で幼虫を摘出するのが基本です。症状に応じて対症療法も行います。

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、胃や十二指腸に明らかな異常がないのに、慢性的に胃の不快感や痛みが続く病気です。

機能性ディスペプシアの症状

食後の胃もたれ、早期飽満感、上腹部痛、胃の張り、不快感などがあります。

機能性ディスペプシアの原因

はっきりとした器質的異常はなく、胃の運動機能の低下や自律神経の乱れ、ストレスなどが関与します。

機能性ディスペプシアの治療

生活習慣の改善、ストレス対策、消化管運動改善薬や胃酸分泌抑制薬などを用います。